April 19, 2006

休息


このあいだのイースターの日、おばあちゃんの家に行くまでに通りかかった、チューリップファーム、一面に広がった赤い絨毯に一気に目を奪われた。。空は雲の隙間から青が見える、久しぶりにきた街は私の留学先でチューリップフェスティバルで有名な街だった。なんだかほっとした、のんびりした農場、馬や牛たちが気持ち良さそうに横たわっている景色に懐かしさを覚えるようだった。アメリカにきたーという感じだろうか。


きっと町に住むってこういうこと、便利さを求める代わり失うものがある。それに結婚式の準備で忙しいとあせるばかりの私だったから余計に気分が解放されたのだと思う。準備の方は進んでいると言えばそうなのだけど、何をやり始めたかというと、ブーケを作って調子に乗り始めた矢先、テーブルの飾り、センターピースまで、旦那の『作れる!』の言葉に勢いづいていしまった。。今思えばため息。。。どっと疲れがきている。それに加えて1週間後には日本へ。。実はスライドショーも作ることになっている。前回姉に披露宴用にあげたエンドロールが好評で、旦那の母親はぜひぜひ作って!とプロジェクターも手に入れてかなり期待している。。人につくるのは得意であっても自分にエンドロールなんて。。と思っていたのに。。なんだか恥ずかしいけど、日本に帰って小さい頃の写真をスキャンすることになったのだ。こんな忙しいときに!決していいタイミングとは言えないが少しは羽を伸ばせると思う、心に休息を。海外で暮らすみなさんにもほっとする場所、時間がどうかありますように。

April 11, 2006

世界観

旦那の仕事場の近くに引っ越してきて、ここ隣町はショッピング街もちかく、芝生や道路、歩道の整備よくされているのでとても印象がいい。アパートもこじんまりしていて花や木が多く私には前よりもにぎやかな場所に感じる。でもそれは車で移動している時のことで今はまったく気分が違う。節約のためフィットネスに通うのを止めたのだけど、家にいるばかりで体がなまっていると感じ、前から旦那と『ここに引っ越したら仕事場まで歩いていけるね」といってさっそく早起きした今日、車で10分もかからない仕事場までがすごく遠かった!二人で歩いているなら話しながら歩いてとても楽しいけれど、一人でアパートまで帰ってくるのはうんと疲れた。いつも運転している道路は歩行者から見るとず〜っと広くて危険だし、朝のフレッシュな空気にも排気ガスの匂いが混ざっている、芝生の匂いがさわやかで歩行もちゃんとされているのにその横を通るスピーディーな車に不快感を覚える。留学時の自分の姿があるようだった、車もなくて歩くしかなくて、右も左も分からず、大通りをわたって遠いスーパーまで歩いた。あの時はアメリカ人の暮らしぶりが全く見えなかったし、どこを歩いてもだだっ広い道路しか見えなくて親近感もわかず家族もいないから心細いことも多かった。アメリカの子供たちはいつもこんな風に歩いてバス停まで行く。家の近くにあるのは大きい道路、遊び場も限られていて危なっかしい。わたしが車でにぎやかで便利と思う場所でさえ子供にはそう映らない。ショッピング街に面したセブンイレブンは一人で気軽に入りたくなるような日本のものとは違うし、なんだか危なっかしくて入る気がしない。だから一人で夜歩くなんてとんでもないこと。朝でも女一人で歩くのはすこし怖い。完全にシアトルの街ならニューヨーカーのように歩けるけれど、それは高層ビルが建ち並ぶ街や学生がたくさん歩くユニバーシティー街なら日本と同じ感覚で歩けるかもしれない。でもここは違う。やっぱりアメリカ、いつみても車にとて好都合で便利なアメリカ。広すぎる、と思うと同時にその印象は今日私の住むアパートの世界観まで変えてしまった。なんだかいつもの感じと違って落ち着けないのだ。もし私が家を持つなら、車が必要なくて、みんな歩いてて、学校、買い物、仕事場に歩いて行くことができる小さな街に住みたい、と改めて思った朝だった。でもそんな安全な街は空想的?アメリカにはないかもね??ここより東に山を越えたドイツの村なら考えられるかな。。

April 8, 2006

内緒

招待状の返信はがきがすこしづつ来始めている。どきどきしながら返事を見る、ちょっとうれしい。

私たちが入籍したのが2年前、でもこれはまだみんなには内緒にしてること。(日本の家族は知っているケド)すでに結婚しているとわかったらいつかやるはずの結婚式もテンションがさがるんじゃないか、とその時は変に心配していた私。旦那もいつか驚かせたいから内緒にしておきたい、といった。それに永住権手続きなどに追われていたのでそんな気分ではなかったこともひとつ。

その入籍をどこでやるか考えているときに、こんなしょぼい町では入籍したくない、といった彼。どうせならもっと人に言ってかっこわるくない町がいい、と。ワシントンでもみんなが好きな、イメージのいい場所、Bellevueを候補に挙げていたのだど、その夜わたしが観ていたTVshow ”Friends” がちょうどラスベガスでのエピソードで(モニカとチャンドラーがラスベガスで結婚するかしないかの場面)旦那が『ラスベガスいこう』なんて言い出した。。。。???本気で言ってる?

その夜は本気にしてなかったが旅好きな私は翌日以来わくわくしてきて、なぜか航空券を買うことに専念した。。でもラスベガスなら簡単に手続きが出きるという彼の言葉を信じ、何も調べずにいったので空港につくまでまだ半信半疑だった気もする。

兄弟や家族にはカナダに旅行にいくって言っておいた。(そのあとで度々「カナダはどうだった?」の質問攻めに苦労した)

まあ結果、ラスベガスを選んでおかげ入籍手続きが一日ですんだ。そして永住権手続きも早く終えることができた。よかった!

そして2年目の春、結婚式がせまるなか、今度のイースターの日にみんなで集まるという。これは私たちの結婚式の話で持ち切りになるだろうからあんまり行く気がしないのだけど。。突然旦那が、みんなにラスベガスで入籍したことをいってもいいんじゃないか?って言い出す。。う〜ん、どうだろ??まあ結婚式手前にしたらあんま驚かないかな。それより、ラスベガスってことが驚きかもね。

↑上の写真は私が選んだリングピロー、私のウェディングカラーはブルーなので姉が黒と水色の生地でつくってくれてるはず。裁縫の得意な姉、きっときれいなリングピローができると期待。ちなみに私たちのウェディングリングは義祖父母のものを受け継ぐことに。。

April 3, 2006

なんとか引っ越しも無事すんで家の中には段ボールの箱だらけ。歩くのもままならずとりあえず旦那はリビングルームだけ形作ってしっかりケーブルをつないだらさっそくテレビとインターネットだけ接続して、さあさあソファーに座り込んだ。困った。これだからテレビというのはこまる、まったく物事が進まないのだ。1年前にケーブルテレビを断った理由がまたまた見え始めたのでした。。
とかいいながら今私は野球に見入っている。。今日から野球が開幕したので、さっそくシアトルvsロサンゼルス戦をみているのだけど、初試合のためすごい人ごみでシアトルに御用のあった旦那は今頃大渋滞に巻きこまれているのだそう。。かわいいそうに。。で、今回シアトルマリナーズに来た新しい日本人、城島選手、キャッチャーとして日本人では初めて起用されて、テレビを見る限りたくさん映されている。やっぱり注目されてるんだな。。期待に応えるようにさっそくホームラン!!う〜ん、いいねぇ。

春、まだまだ寒いけど、いろいろなことが始まってうきうきする。それとはひきかえ同時に結婚式の準備がすすまず、これは頭が痛いが一生に一度のことなので楽しんでやろうと思う。

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